衛生管理者試験 合格サポート
3.手続きと基本知識
衛生管理者試験の受験資格の確認・受験申込みから免許取得までの手続きと基本知識についてお伝えいたします。
<1>受験資格
衛生管理者を受験するために必要な受験資格と添付書類は次のとおりです。
| コード | 受験資格 | 添付書類 |
| 1 | 学校教育法による大学(短期大学を含む)又は高等専門学校【注1】を卒業した者で、その後1年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの | ・卒業証明書(原本)又は卒業証書の写 ・事業者証明書 |
| 2 | 学校教育法による高等学校又は中等教育学校【注2】を卒業した者で、その後3年以上労働衛生の実務に従事した経験を有するもの |
【注1】 |
高等専門学校には、専修学校・各種学校等は含まれません。 |
| 【注2】 | 中高一貫教育の学校のことで中学校ではありません。 |
*受験資格は、12通りあるが、そのうち代表的な2つを上表に掲載しました。
*この他の受験資格など細部については、安全衛生技術試験協会のHPで「2.受験資格」の項をご覧ください。
<2>添付書類・・・必要書類は上欄<1>項に掲載してあります。
・卒業証明書(原本)は、卒業した大学又は学校に申請をすればもらえます。卒業証書とは全く別物です。
・事業者証明書は、実務経験などを証明する書類であり事業者の職印を要します。
・この証明書は、安全衛生技術協会のHPで「2.受験資格」の枠のすぐ下の「PDFアイコン」からダウンロードできます。
<3>労働衛生の実務経験とは?
・添付書類として提出が必要である事業者証明書には、従事業務の内容として次の13業務があげられており、この中で該当する業務の番号を○で囲むことになっています。
| 従事業務の内容 | |
| 1 | 健康診断実施に必要な事項又は結果の処理の業務 |
| 2 | 作業環境の測定等作業環境の衛生上の調査の業務 |
| 3 | 作業条件、施設等の衛生上の改善の業務 |
| 4 | 労働衛生保護具、救急用具等の点検及び整備の業務 |
| 5 | 衛生教育の企画、実施等に関する業務 |
| 6 | 労働衛生の統計の作成に関する業務 |
| 7 | 看護師又は准看護師の業務 |
| 8 | 労働衛生関係の作業主任者としての業務 |
| 9 | 労働衛生関係の試験研究機関における労働衛生関係の試験研究の業務 |
| 10 | 自衛隊の衛生担当者、衛生隊員の業務 |
| 11 | 保健所職員のうち、試験研究に従事する者の業務 |
| 12 | 建築物環境衛生管理技術者の業務 |
| 13 | その他(→これは具体的に記入を要す) |
<4>従事業務(実務経験)についての、よくあるご質問(Q&A)
| Q1 | 上記<3>1号の健康診断は、1年に1回しか実施しませんが、その1回の処理をしただけで”実務経験あり”とできるのですか? |
| A1 | 健康診断の処理業務は、誰でも担当するわけでなく、その部署として行うことになるので、実質的にはその他の労働衛生の業務も当然行っているであろう、ということになります。色々な業務を行っている中で1号も○で囲むという感じになると思います。 |
| Q2 | 私は空調室でパソコン業務を行っています。そして室内温度の測定を定期的に行っていますが、これは2号に該当しますか? |
| A2 | もちろん、該当します。作業環境の測定といっても、なにも難しい機器測定でなくてもよいのです。 |
| Q3 | 自分の作業の中で、照明の明るさを変更したとか作業台の高さを変更したとかいったちょっとした改善でも、3号の改善の業務に該当し、”実務経験あり”となるのでしょうか?(私は、保全・工作部署とは全く関係がない職場です。) |
| A3 | 該当します。工作係などの改善部署に所属しての改善作業を要求しているわけではありません。日常の自分の作業の中でちょっとした改善でも、それが”実務経験あり”となります。 |
| Q4 | 私は安全衛生委員会の委員です。先日、「安全・衛生委員会の委員は労働衛生の業務とみなされない」という行政通達(S48.3.19基発145号)を見ました。私は、”実務経験あり”と認められないのでしょうか? |
| A4 | この通達の意味は、委員であることをもってそれだけで(上記13業務の実務を全くしなければ)実務経験ありとはみなされませんよ、ということです。通常の委員であれば、職場巡視などで13業務のいずれかに寄与しているはずですから、当然”実務経験あり”とされます。要は、実際にやっておればよいわけです。 |
| Q5 |
私は、労働衛生の実務経験が5年あるが、勤務していた会社が倒産してしまい現在無職です。有利な条件で就職するために衛生管理者の資格を取りたいのですが、「事業者証明書」をもらうのには、どうすればよいのですか? |
| A5 | 勤務していた会社の元上司か同僚のいずれか2名の証明が必要です。具体的には、「事業者証明書」の証明欄に下記の事項を記入し2名の押印をもらってください。 1.倒産会社の住所と社名 2.証明する者2名の 氏名、自宅住所、現在の勤務先又は自宅の電話番号 及び2名の押印 |
| Q6 |
私は、介護施設で事務職をしていますが、この業種は第2種資格を持っていればよいのですが、受験するからには頑張って第1種を受験したいのですが、受験資格はありますか? |
| A6 | 勤務している会社の業種が「第2種資格でもよい」というだけのことであり、要は、上記<3>項で掲げている労働衛生の実務経験さえあれば、勤務している会社の業種に関係なく、第1種でも第2種でも受験することができます。 |
ほとんどの皆さんが、”実務経験あり”に該当すると思われます。要は、「実務経験」といっても何もおおげさに考える必要はないということです。
なお、実務経験に関して、判断に迷う場合は、安全衛生技術試験協会にお問い合わせください。
<5> 第1種・第2種別の試験科目/科目別出題数/試験時間
| 種類 | 試験科目 | 試験範囲 | 出題数 | 試験時間 | ||
| 第1種 | 関係法令 | (有害業務) | 10 | 17 | 44 | 3時間 |
| (有害業務に係るものを除く) | 7 | |||||
| 労働衛生 | (有害業務) | 10 | 17 | |||
| (有害業務に係るものを除く) | 7 | |||||
| 労働生理 | 10 | → | ||||
| 第2種 | 関係法令 | (有害業務に係るものを除く) | 10 | → | 30 | 3時間 |
| 労働衛生 | (有害業務に係るものを除く) | 10 | → | |||
| 労働生理 | 10 | → | ||||
◎ 出題形式は、5肢択一方式です。
注1 上記のほかに、特例第1種があります。
注2 試験時間については、科目免除者は2時間15分です。
注3 細部については、安全衛生技術試験協会のHPで、「1.試験科目・試験時間」の項をご覧ください。
<6> 第1種試験と第2種試験の違いは?
第1種衛生管理者免許を有する者は、あらゆる業種で衛生管理者に選任できますが、第2種免許のみを有する者は次の業種(限定13業種)では衛生管理者として選任することができません。この点が大きな相違点です。
| その限定13業種は、次のとおり。(詳細は安全衛生規則第7条3号参照) |
| 1.農林畜水産業 |
| 2.鉱業 |
| 3.建設業 |
| 4.製造業(物の加工業を含む) |
| 5.電気業 |
| 6.ガス業 |
| 7.水道業 |
| 8.熱供給業 |
| 9.運送業 |
| 10.自動車整備業 |
| 11.機械修理業 |
| 12.医療業 |
| 13.清掃業. |
・すなわち、上記13業種の事業場では、第1種衛生管理者免許が必要です。
・これ以外の業種、たとえば金融・保険業、各種小売業、人材派遣業などは第2種免許のみを有している者でよい。
<7>受験申請書頒布場所
1.窓口
受験申請書は安全衛生技術試験協会、下記の各安全衛生センター(全国に7箇所)及び各センターホームページの申請書頒布団体にて頒布しています。
| 北海道安全衛生技術センター | 東北安全衛生技術センター |
| 関東安全衛生技術センター | 中部安全衛生技術センター |
| 近畿安全衛生技術センター | 中国四国安全衛生技術センター |
| 九州安全衛生技術センター |
2.郵送
次のものを揃えて、受験を希望する各安全衛生技術センターにお申し込み下さい。
| (1) | 受験する試験の種類、必要部数を明記したメモ |
| (2) | 切手(1部:200円、2部:240円、3〜5部:390円)を貼付し宛先明記の返信用封筒(角形2号33cm×24cm) |
<8>受験の申込み
1.受験申請書の受付
| (1)提出先 | 各安全衛生技術センター |
| (2)受付期間 | 試験日の2ヶ月前から イ.郵送は2週間前の消印のあるものまで ロ.窓口はセンターの休日を除く試験日の2日前まで 各センターの定員に達したときは第2希望日になります。 |
| (3)提出方法 | イ.郵便(簡易書留) ロ.窓口(土曜・日曜・国民の祝日・年末年始・創立記念日(4月1日)を除く) |
2.提出書類等
| (1) | 免許試験受験申請書(所定の用紙のもの) |
| (2) | 試験手数料 |
| (3) | 写真1枚(30mm×24mm) |
| (4) | 添付書類 |
<9>試験手数料
1.試験手数料 8,300円
2.払込方法
| (1) | 受験申請書を持参する場合は、窓口に現金で払い込むこともできます。 | |
| (2) | 受験申請書を郵送する場合は、冊子に綴込みされている五連式の払込用紙で金融機関に払込み、右端の「郵便振替払込受付証明書(お客様用)」を受験申請書の所定欄に貼付して下さい。 | |
<7>から<9>までの詳細は、安全衛生技術試験協会のHPをご覧ください。
<10>受験場所と試験日程
| 1. | 全国7センターにおける試験日程 |
H19年3月までの日程は次のとおり。
安全衛生技術試験協会のHPをご覧ください。
| 2. | 出張特別試験 |
各センターから離れた地域で、出張特別試験が実施されています。
詳細は受験を希望する各安全衛生技術センターのHPで、「試験日程」→「出張特別試験」をクリックしてご覧ください。
| 北海道安全衛生技術センター | 東北安全衛生技術センター |
| 関東安全衛生技術センター | 中部安全衛生技術センター |
| 近畿安全衛生技術センター | 中国四国安全衛生技術センター |
| 九州安全衛生技術センター |
<11>合格基準
試験に合格するには、次の基準以上の得点が必要になります。
科目ごとの得点が40%以上で、かつ合計点が60%以上の得点が必要となります。
詳細は、安全衛生技術試験協会のHPの「合格基準」の項をご覧ください。
<12>免許申請
| 1. | 受験したセンターを管轄する都道府県労働局長に免許申請書を提出して下さい。 申請手続後、免許証が交付されます。 |
|
| 2. | 免許手数料 1,500円 |
詳細は、安全衛生技術試験協会のHPをご覧ください。