衛生管理者試験合格サポート


1.効率的学習法

これから衛生管理者試験にチャレンジしようと志しておられる人、取り掛かってはいるがもう一つはかどらない人に対して、率的な学習法をお伝えします。

<3つの大切>
効率的な学習を進めるためには”3つの大切”があります。先ず1つ目は試験問題の傾向を調査し、どの分野からよく出題されているかを把握し、学習範囲の焦点を絞ることです。2つ目に大切なことは、この試験自体の特徴を知ることです。これを知れば、この試験そのものがどういう試験なのかが見えてきて、自ずと効率的な学習戦略がわかってきます。最後の3つ目に大切なことは、これらの傾向や特徴を熟知してまとめられている学習教材に出会い、それにより効率的な学習を進めることです。

これらについて、具体的に説明していきましょう。

<1>第一種・試験問題の出題傾向は?・・・・どの分野の問題がよく出題されているか

        
  (1) 関係法令

(公開された第1種試験・6回分の問題にて、出題問題数の多い分野から順に並べてみました。)

有害業務 分野 問題 有害業務以外 分野 問題
作業環境測定 6    健康診断 5
作業主任者 5 衛生委員会 4
酸欠規則 5 空調室の環境 4
特別教育 4 雇入れ時の安全衛生教育 4
有機溶剤規則 4 就業規則・寄宿舎規則 4
特殊健康診断 4 解雇 4
時間外労働2時間超延長 4 施設等の衛生基準 3
特化物規則 3 衛生管理体制 2
定期自主検査 2 労働時間 2
譲渡・貸与等の制限 2 休日 2
衛生基準 2 海外派遣者の健康診断 1
監督署への報告書 2 総括安全衛生管理者 1
作業と法規の組合せ 2 休養室 1
女性就業禁止業務 2 監督署への報告 1
製造禁止物質 1 手続き等 1
歯科健康診断 1
有害業務の衛生管理体制 1
製造許可物質 1
立ち入り禁止場所 1
コメント 過去6回の中で、3問以上出題が8分野もある。
出題分野は比較的広範囲。
労働基準法は、表中の2分野に集中している。
コメント 過去6回の中で、3問以上出題が7分野もある。


  (2) 労働衛生

(公開された第1種試験・6回分の全問題にて、出題問題数の多い分野から順に並べてみました。)

有害業務 分野 問題 有害業務以外 分野 問題
有害物質による職業性疾病 11 温熱条件・温度感覚・至適温度 7
局所排気装置 6 労働衛生統計 5
作業環境測定 6 食中毒 5
労働衛生保護具 6 止血法 4
特殊健康診断 5 換気 4
騒音・難聴 4 採光・照明 3
有害光線・電離放射線 4 健康測定 3
職業性がん 2 骨折 2
空気中の汚染物質 2 作業環境測定 1
有機溶剤 2 労働衛生管理 1
作業環境改善 2 熱中症 1
熱中症・高温対策 1 VDT作業 1
火傷 1
OJT教育
(注)6回の試験に対し11問もある理由は、1回の試験で2問出題されているため。
コメント 職業性疾病はダントツに多く、11問も出題。
全体的に見て出題分野がほぼ限定されている
コメ
ント
温熱条件等が7問とトップ。1問だけ
のものがかなりあり、出題範囲が広い。

  
 
(3) 労働生理

(公開された第1種試験・6回分の全問題にて、出題問題数の多い分野から順に並べてみました。)

分野 問題
呼吸 6
神経系 6
感覚器官 6
筋肉 5
肝臓 5
アドレナリン 5
尿 5
代謝 5
血液 4
体温等 4
睡眠 3
体力増強程度の判定 2
疲労 1
心臓 1
健康測定 1
全体的に見て、よく出題される
分野は限定されている。

*第二種試験の問題は、第一種試験問題から「有害業務」を除いた範囲で出題されます。


<2> この試験の特徴とは? ・ それに対する
効率的学習戦略は?

特徴1
衛生管理者試験は、毎月実施され、しかも多い月では3回も実施されています。そのため試験問題は、自動車学校の学科問題と同じように、問題のパターンがいくつかあって、順番に繰り返し出題されています。さらに、新作問題が非常に少ないということが実態です。

特徴2
出題文の文体(言い回し)が変わりなく、同じ文でそのまま次回に出題されたり、または、出題文の一部を変えて出題されているのが実態です。

特徴3
この試験は、試験範囲がものすごく広いため、受験者にはとっつき難く苦労しているのが実態です。しかし、基礎さえ理解していれば容易に解答できる問題がほとんどです。いわば、「広く浅く」の基礎知識が要求されます。

このような特徴をふまえて、効率的学習戦略とは?

効率的学習戦略1
「新作問題が非常に少ない」ことから、過去出題問題を徹底的にマスターしておれば確実に合格できます。出題傾向の多い問題から重点をおくのははもちろんですが、1回しか出題されていない問題でもたかが1回と侮ってはいけません。次回から繰り返して出題されるネタであると思い、出題された問題はたとえ1回でも徹底的に学習しておきましょう。

効率的学習戦略2
新作問題が出題されたとしても、ごく数問に過ぎないため、過去出題問題を確実に得点できれば、合格点に悠々到達できます。それゆえ、色々な教材や問題集に記載さている新作予想問題が気になって、それに手を出すのは非常に効率が悪い学習法です。(出るか出ないかわからない予想問題に時間を費やすのは非効率です。)やはり、過去出題問題を多く含んだ教材に出会い、それ1冊に絞った学習が最も効率のよい学習法といえます。(今は、「合格」が最大の目的です!。新作予想問題などで実力涵養を図るのは合格後の楽しみに残しておきましょう。)

効率的学習戦略3
「同じ文でそのまま次回に出題される」ことから、実際出題された文そのものに数多く慣れることが大切です。たとえば、いくらよい参考書を見て理解したとしても、出題文の表現(言い回し)が変われば、解答の判断に迷うこともありうると思います。ですから、過去出題問題を多く含んだ教材で学習し、過去出題問題に数多く触れて、問題文に慣れることが効率的学習法といえます。

効率的学習戦略4
「出題文の一部を変えて出題されている」ということから、1問1答式の問題(5肢をバラバラにした)により文末までキチット頭に入れておく学習が必要です。実際の試験は、5肢択一方式で出題されているため、市販の多くの問題集はこの5肢択一のままで作成されています。しかし、この5肢択一式では、簡単な正解肢を見つけたら、もう他の4肢はほとんど見ないか、見たとしても軽く読み流す程度になってしまい勝ちです。ですから、他の4肢の文の一部を変えて出題されたら、もう分からなくなってしまうということになりかねません。ですから、1問1答式で掲載された教材で、文末までキチッと押さえる学習をすると、いざ本番の時も迷わなくてすむようになります。

効率的学習戦略5
「「広く浅く」の基礎知識が要求されます」ということから、理解して基礎力を十分身につけることが必要です。過去出題問題が大事だからといって、「過去問題集」だけでは系統立てた基礎知識は身につきません。断片的な細切れ知識の学習になってしまい勝ちです。結局はすぐ忘れてしまうことになりかねません。ですから、基礎から系統立ててまとめられた教科書的な性格を持ち、かつ、過去出題問題を数多く含んでいるような、両者兼ね備えた教材で学習するのが効率的学習法といえます。

効率的学習戦略は分かったので、次は教材選び!

<3> 教材選び

5つの効率的学習戦略をすべて備え、かつ、わかりやすさを特長としているのが、拙著「第一種衛生管理者 完全対策 (改訂2版)」(H18年11月20日オーム社より発行)と、姉妹書である「第二種衛生管理者 完全対策(改訂2版)」(H19年12月5日オーム社より発行)です。

手前味噌で恐縮ですが、これらの著書がこれから衛生管理者試験にチャレンジしようと志しておられる人、取り掛かってはいるがもう一つはかどらない人に対して、お役に立てるものと確信しております。

「第一種衛生管理者 完全対策(改訂2版)」の紹介を、少しさせていただきます。

<表紙カバーも一新されました>

(なお、「第二種衛生管理者 完全対策(改訂2版)」の紹介は、こちら )をご覧下さい。)

今まで述べました効率的戦略をふまえて、「第一種衛生管理者完全対策(改訂2版)」の最初に「本書の特長」として次の文を掲載しています。

本 書 の 特 長

本書は、次のニつを基本コンセプトとしている。

1.わかりやすく!
2.「過去出題問題」の文章になじむ!

<基本コンセプト その1>   わかりやすく!

 第一種衛生管理者の試験問題は、関係法令、労働衛生、労働生理と非常に広範囲にわたっている。
 特に、有害業務に関する問題に、多くの受験者が苦労しているのが現状である。
 これは、自分の職場で扱う有害物質はごく数種類であるのに、実際出題された問題を見ると、いままで見聞きしたこともない有害物質が数多く含まれているからである。
 また、有害物質のみならず、労働生理や労働基準法についても、自分の専門外だという人がかなり見受けられる。
 そこで、わかりやすく! をモットーにし、丸暗記でなく、理解して暗記ができることを、コンセプトの1番目とした。

(1) <わかるわかる!>欄を設けた。ここでは、平易な言葉で、イメージ的にとらえやすいようにし、わかりやすさを追求。
   ーー→これぞ、他書に類を見ない究極のわかりやすさ!
(2) 本文全体を箇条書きで簡潔明瞭にわかりやすく記述している。
   −−→非常に読みやすい!
(3) ポイントを、表でまとめている。
   −−→頭の中がすっきり整理できる!
(4) を随所に取り入れ、それに基づく説明をしている。
   −−→図を見ながら読むと、数倍よくわかる!
(5) 「過去出題問題」をはじめ、難しい部分は、平易にわかりやすく解説している。
   −ー→初心者でも、よくわかる!
(6) 本書の中の関連事項を参照しやすくするため、参照先の「編、章、節、項」のほかに、「ページ数」も記載するようにした。
   −−→参照ページへ、簡単に、楽に、飛ぶことができる!


<基本コンセプト その2>    「過去出題問題」の文章になじむ!
衛生管理者試験は、毎月実施され、しかも多い月では3回も実施されている。そのため試験問題は、自動車学校の学科問題と同じように、問題のパターンがいくつかあって、その言い回しを変えたりして、順番に繰り返し出題されているのが実態である。
ということから、本書は、「過去出題問題」の文章に数多くなじむことをコンセプトの2番目とした。

(1) 公開された「過去出題問題」を、出題された文章そのままの形で本文中に取り込んだ。
   −−→本文を読みながら、自然と試験問題になじめる!
(2) さらに、章の終わり又は章の途中の区切りに、過去出題問題を一つひとつばらして、1問1答式にして掲載した。
  −−→いくつもの問題を読んで(解いて)いくうちに、試験問題文のパターンが身につく!
  −−→「よく出題される範囲はどこか」という傾向がわかる!
  −−→「いかに言い回しを変えた類似問題が出題されているか」がわかる!

なお、今回の改訂2版発行を機に、上述の二つのコンセプトをより一層充実させたことに加え、各種関係法規の最新改正への対応を図り、内容構成を見直し、新たに「第4編 横断事項及び混同しやすい重要事項のまとめ」を加え、更に、重要な関連事項については本文中に参照ページを明示しました。これによって受験者の皆様の学習効果、効率が大幅に向上することでしょう。
このように、本書は数々の特長をもっており、受験者の皆様に必ずお役に立てることと確信しております。本書を十分に活用され、「第一種衛生管理者試験合格」の栄冠を獲得されますよう、心からお祈りいたします。

2006年10月  大江秀人

次に、そのあとに、「本書の使い方」として、次の文を掲載しています。


本 書 の 使 い 方

(1) とにかく読んでいっていただきたい。本書は、試験問題になじんでもらうために、出題された問題の文章そのままで記述しているところがかなりある。一読しただけでは理解できなくても、<わかるわかる!>欄を読んでもらえば理解できるよう平易な文章で記述しているので、併読して進めていただきたい。
(2) 章の終わり又は章の途中の区切りに、過去出題問題を○×で答える1問1答式で掲載しているので、解説を含めてどんどん読んでいっていただきたい。要は、試験問題になじむことが必要であるから(最初から問題を解こうとするのは、時間の無駄になる)。
そして、読んでいく中で、「ちょっと理解しにくいなあ」というところは、また本文を読み直していただきたい。それでも理解しにくければ、飛ばして先に進んでいただきたい。そのうち、わかってくるようになる。
(3) 1問1答式の問題は、読みながら問題の文末まで、しっかり読んでいただきたい。実際、文章の一部を少し変えた形で出題されることがかなりあるからである(問題文の一部を変えて出題されることにより、正肢が越誤肢になってしまうので、これに引っかからないように注意!)
(4) 過去出題問題以外で、ぜひ押さえておいてもらいたい問題を「練習問題」として、過去出題問題の後に掲載しているのでこれも確実にマスターしていただきたい。
(5) 本書の内容は、基本的な事項から試験問題レベルまで広範囲にわたって網羅しているため、この本1冊を確実にマスターすれば合格レベルの知識が身につく。
(6) 法令改正等によって、現行法令と合致しなくなった問題については、今回の改訂を機に現行法令に合致するよう内容を改めているので、安心して取り組んでいただきたい。
(7) 本試験での「科目別の出題される問題数」は次のとおりであるので、この配点を頭に入れて学習を進めていただきたい。なお、試験問題は、五肢択一方式で出題されている。

関係法令 労働衛生 労働生理  合計 
有害 有害以外 有害 有害以外
10問 7問 10問 7問 10問 44問
(8) 平成18年4月施行の安衛法等改正、平成18年9月施行の石綿製造等の全面禁止に伴う施行令及び石綿則改正、平成18年12月施行の表示等(法57条)改正などの関係法令改正の対応版(最新版)となっている。



次に、本書の紹介をさせていただきます。


<4> 著書「第一種衛生管理者 完全対策 改訂2版」の紹介


  出版社(オーム社)ホームページの書籍案内に、次のとおり紹介されています。 

内容を刷新し、さらに学びやすく、さらにわかりやすくなった!
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  わかりやすい解説書をよく読みこんで、過去の出題問題の文章によく馴染むことこそ合格の秘訣である。本書は、その思想から生まれた受験参考書である。
・図表と箇条書きを主体として、わかりやすく、学びやすくまとめた。
・重要事項は、ワンポイントアドバイス「わかるわかる!」で更に詳しく解説した。
・関連事項を参照しやすくするために、ページ数までも記載した。
・本文を読みながら、自然に試験問題に馴染める。
・類似問題に対処できる応用力が身につけられる。
・関連法規最新改正に対応した。

 各種法改正に対応しつつ、衛生管理者の出題傾向を徹底的に分析し、広範な試験領域を網羅しつつ重要ポイントを体系的に再構成した。しかも、豊富な関連知識にはわかりやすいワンポイントアドバイスを施している。
  また、数多くの試験問題を解体して、カギを握る重要文を整理しているので、試験問題に現れる多くの文章になじむことができる。
  だから、合格に必要な知識を、単なる暗記ではなく、内容を理解して身に付けられる。
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詳細については、オーム社の書籍案内(ここをクリック)を、ぜひご覧ください。



<5>著書「図解 第一種衛生管理者 過去問題完全攻略」の紹介

<6>著書「図解 第二種衛生管理者 過去問題完全攻略」の紹介

内容については、<ここ>をご覧ください。



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